関係者間の誤解や認知のズレ
Webアプリケーション開発の受発注時に、現状では規模の大小を問わずまだまだセキュリティ要件が明確に定義されていない案件が多いようです。そのため、開発者の意図しないところで、「セキュリティは当然対策しているでしょ?」「脆弱性診断も含まれた開発案件だ」と考えている発注者は少なくありません。リリース直前に誰かが気づき、診断スケジュール確保や予算不足に悩まされることも・・・
そうした場合、誰がどの部分について診断実施と検収の責任を持ち、追加費用やスケジュール遅延の責めを負うのかをめぐって現場が混乱するケースもよく見られます。リリース後にアプリケーションを改修する場合は、改修の都度こうした問題が再現することとなります。